何をするべきか、ではなく、まずはどう感じるかに焦点を
コロナの影響で多くの方が新しい生活に対応しないといけない、そんな日々が続いています。その中で、「どうしたら良いのか分からない」「将来が見えない」「気持ちが安定しない」などのご相談をよくいただいています。
新しい『当たり前』に対応するということは、今までの『当たり前』が上手く機能しなくなることを示します。すなわち、コンディショニング(自分が考えていることを意識しなくても、行動したり、発言したりする、言わば自分の中で作りあげられた行動や思考パターン)が今までのように機能しなくなることを示します。
『当たり前』の変化は、長年かけて作ったコンディショニング(幼少期からコンディショニングは形成されます)を一度取り払うことが必要不可欠になるため、より自分を深く知り、何をするべきか?、ではなく、何を感じるか?、という心の声を聞くことがさらに大切になってきます。
具体的に何をしたら良いのか ー 行動と思考に焦点をあてたステップをご紹介します。
*以下ステップのワークシートを無料でダウンロードしていただけます。
ステップ1:自分を知り、理解を深める。
自分を知るって具体的にどこから始めたら良いのか分からないという方、まずは性格診断テストを受けてみましょう。診断の結果がすべてではないですが、「これは当たっているな」「興味深いな」など、自分について考えるきっかけとしてみてください。
ステップ2:自分がポジティブになる感情を書いてみる。
ポジティブになる感情、例としては幸せな気持ちや、感謝の気持ち、嬉しい気持ち、など、自分特有のポジティブな感情を考えて書いてみましょう。
ステップ3:連想ゲーム。
ステップ2で書いた感情リストをもとに、二つのことを考えてみましょう。一つ目は、各感情を考えていた時、何を連想していましたか?二つ目に、各感情を体験する時、どんな行動をとっていますか?
例として、
連想;感謝の気持ちを感じる時、支えてくれる家族や友人のことを考えている。
行動;感謝の気持ちを感じる時、人のために行動をとっている。
上記のように、一つ一つの感情に対して、連想と行動の内容を考えてみましょう。
ステップ4:連想と行動をまとめる。
ステップ3で作った連想と行動リストをもとに、重複する内容があるか、照らし合わせてみましょう。
例えば、
連想;感謝の気持ちを感じる時、支えてくれる家族や友人のことを考えている。
行動;感謝の気持ちを感じる時、人のために行動をとっている。
であると、人のことを考え、人のために行動することが感謝の気持ちに繋がる、とまとめることができます。ということは、感謝の気持ちを感じたい、と思った際には“自分ではなく人に焦点を当てる”ことで実現する、という結論にたどり着きます。
ステップ5:カレンダーに書き込む。
ステップ4で編み出した結論 “〜の気持ちになるためには〜を考え、〜の行動をとる”
を実践にうつしてみましょう。カレンダーに書き込みリマインドすることで、新しい『当たり前』に対応できる自分作りを行いましょう!